ポケモンSV S9使用構築「地面テラスドラパルトのすゝめ」最終最高1922(821位)
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SV環境(シーズン9、シングルバトル)で初めて最終3桁順位を達成したので記事を書きました。
以下常体です。
【構築の経緯】
単純な動きで勝てる並びを探していたところ、前期最終28位ORATIO's Pokemon blog : 네이버 블로그の構築で使用されていた、初手テラスで暴れてからの隠密マントミミッキュ+ブーストテツノツツミの対面構築が強いと思い軸とした。しかし、このパーティを使用してみると初手の水テラスラオスが警戒されすぎて数的不利を取って負ける試合が多かった。また、カイリューサーフゴーの電磁波展開やサンダーボルト始動のボルチェンにも弱く、環境的に逆風と感じた。そこで、それらを誘って狩ることができ、テラスを切らずとも水ラオスやパオジアンを倒せる両刀地面テラスドラパルトをランドの代わりに採用した。ドラパに襷を渡すため、パオジアンを電気テラスのチョッキ型に変更し構築が完成した。
【構築コンセプト】
テラスタルを切らずに多くのポケモンと戦える隠密マントミミッキュ+ブーストツツミによるストレスフリーな対面構築
【個別紹介】
ドラパルト@気合の襷
テラスタイプ地面
無邪気 呪われボディ A4 C252 S252
流星群/シャドーボール/テラバースト/不意打ち
今回のMVPポケモン。本構築記事のサビ。
BIG6(ディンルー/カイリュー/サーフゴー/パオジアン/ハバタクカミ/水ウーラオス)+ツツミで固めたようなパーティにはテラス無しでも仕事ができる。有用なダメージ計算を以下にまとめる。
無振りパオジアン:流星群→不意打ちで高乱数で落とせる
HP振りラオス:流星群→C2段階ダウン流星で落とせる
無振りカミ:シャドボ+不意で落とせる
ドラパは祟り目/鬼火/電磁波のイメージが強く、不意打ちが本当に不意打ちになっていた。
水ラオス側は不利対面のため、流星を受けにジバコやドランといった鋼タイプに引きがちだが、そこに地面テラバーストがぶっ刺さる。流星群でCダウンしているから耐えられるのでは?と思われたかもしれないが、テラバーストはAとCの高い側を参照するため、物理技として打つことができるので問題ない。この動きをケアすることはまず不可能であるため、対ジバコ入りはプレミをした1試合以外全勝した。
また、初手のサンダー/ボルト/サーフゴーはボルチェンや麻痺撒き+回復技など対面構築が苦手とする動きを取るため、即座に地面テラスを切ることで襷を守りつつ大ダメージを与えることができる。
地面テラスは環境的には向かい風だが、パオジアンや水ラオスより速いポケモンであればもっと積極的に採用されても良いと感じた。
ミミッキュ@隠密マント
テラスタイプゴースト
意地っ張り 化けの皮 H36 A236 B100 D4 S132
じゃれつく/影うち/呪い/痛み分け
HB:皮ダメ+陽気パオジアンの氷柱落とし確定耐え
S:準速カイリュー抜き
対面選出の2番手。
命の珠を持たせていた時期もあったが、BIG6との対面では反動が邪魔だったことと、じゃれつくを半減する鋼/毒/炎タイプはドラパの地面テラバーストで削れていることが多かったため、怯みに強くなる隠密マントとした。
火力がなくて負ける試合もあったが、怯み耐性によるストレスの軽減やキョジオーン入りと対面選出でもある程度戦えるメリットの方が大きかった。また、ある程度耐久に振ったため強引な後出しから数的有利を維持する動きも強力だった。
テツノツツミ@ブーストエナジー
テラスタイプゴースト
臆病 クォークチャージ B4 C252 S252
対面選出の3番手。
参考元でも触れられていたが、冷凍ビームが安定択になる場面が多く本構築ではアンコールより優先度が高いと感じた。また、ラス1同士の対面で身代わりを打ち、テラスタイプを確認してから最も通る技を選べる点が強力。相手に呪いが入っていればより確実に身代わりで詰められる。
パオジアン@突撃チョッキ
テラスタイプ電気
意地っ張り 災いの剣 H76 A156 B20 D124 S132
氷柱落とし/聖なる剣/テラバースト/不意打ち
HB:特化水ラオスのパングロ水流連打最高乱数切り耐え
HD:臆病ツツミのドロポン低乱数2発
S:準速トドロクツキ抜き
第2の初手テラスポケモン。
参考元では襷だったが、ドラパに襷を回すため別の型にする必要が出た。ドラパミミツツミの基本選出が物理に強めであるため、特殊と打ち合えるチョッキ型とした。ドラパが通らないハッサムやカバ入りには必ず選出する。テラスタイプはドラパを出さずとも電磁波を無効化でき、電気/鋼技への耐性を得られる電気一択。
素早さを落としたパオジアンはミラーがきついが、テラス前であれば聖剣を打たれることが多いため、リスキーではあるがドラパやミミッキュに引くことで有利対面を作れた。
水ウーラオス@パンチグローブ
テラスタイプ水
意地っ張り 不可視の拳 H204 A236 B68
HB:陽気パオジアンの電気/草テラバースト高乱数耐え
HD:臆病ツツミのフリドラ高乱数耐え
参考元通り。性能こそ高いが、それゆえマークも厳しく上手に動かせなかった。どうしても選出したいときは初手ではなく、ミミッキュで物理受けを削ってから出すと活躍した。要検討枠。
カイリュー@食べ残し
テラスタイプ毒
図太い マルチスケイル H204 B116 S188
エアスラッシュ/炎の渦/羽休め/アンコール
S:準速キノガッサ抜き
参考元通り。ドヒドイデを嵌めて裏のポケモンを通したかった。参考元のランドをドラパに変えた弊害で、カイリューとサイクルを形成できるポケモンがおらず活躍させられなかった。要検討枠。
【選出パターン】
☆ドラパ+ミミ+ツツミ:基本選出。ドラパをラス1に置きたい場合はミミッキュが初手になる。
☆パオ+ミミ+ツツミ:対ハッサム、カバ入りの基本選出。
・パオ+ドラパ+ミミorツツミ:パオドラパが両方要るときの選出(テラスをどちらか一方にしか使えないことに注意)
・初手カイリュー+なんか:受けよりのパーティに選出。カイリューでラッシャやドヒドを嵌められれば強いが、勝率はとても低い。
【苦手なポケモンや構築】
・火力のあるディンルー
ディンルーに対してはミミッキュ引きから呪いで削りを入れるが、火力があると呪いの自傷ダメージ+地震で落ちてしまう。じゃれつく+痛み分けと動いた方が良かったかもしれない。
カイリュー以外明確に得意なポケモンがいないため、パオジアンと対面させて裏引きや水テラス期待で電気テラバーストを打つしか無かった。
・ヒスイゾロアーク
構築の核であるドラパミミッキュの技選択が難しい。
・音技持ち
バークアウトイーユイや残飯ニンフィア等、ツツミの身代わりで様子見したいポケモンが音技を持っていると厳しい。
・バトンやラス1アシパクエスパトラ等のギミックパ
ギミックに対応する手段がミミッキュの呪いしかないため、対策されているとほぼ負け確となる。
・受け構築
対面構築なのでどうしても受け構築が重い。
【まとめ】
穴の多いパーティですが、地面テラスドラパでやりたかったことはできたので使っていてとても楽しかったです。また、今月は特に仕事が忙しくあまり時間を取れない中で最終3桁に入ることができ、一つ自信になりました。再来月からエンペルトやバシャーモ等好きなポケモンが解禁されるので、環境の変化についていけるよう頑張りたいです。(2023年10月追記:レギュレーションEにてエンペルトは解禁されましたが、バシャーモはされませんでした)
【謝辞】
・サケブウタゲでオフ初参加でしたが、声をかけてくれたり、仕事とポケモンの両立について優しくアドバイスをくれたりして嬉しかったです。本当にありがとうございました!
剣盾S32使用構築「壁ドラパ始動ゼルネクロ」最終最高1839(519位)
見に来ていただきありがとうございます。
剣盾の環境でようやく最終3桁順位を達成したので、久々に記事を書きました!
以下常体です。
【構築の経緯】※長いので面倒な人は太字部分だけお読みください
積みポケが大好きなのでジオコンゼルネアスと竜舞日食ネクロズマ
からスタート。まずは感触を掴むべく、シーズン29終盤にこちらのレンタルパーティをお借りし原案とした。
S28使用構築【最終29位】麻痺依存ゼルネクロ改 - 積んで殴るだけ
こちらの構築はざっくり書くと以下の様なパーティ。
CSハーブASラムHBアッキAS襷HD残飯HBD電気玉
ゼルネアスに強いポケモンがザシアンのみであったうちは勝てていた。しかし、最終1位を取ったラスカノ持ち図太いゼルネが認知されて以降、以下のようにゼルネの対策をザシアンに一任しない構築が増えた。
・ザシアン+ラッキーorメタモン
・禁伝でない鋼タイプ(ナット・カグヤ)
・パワーのあるホウオウ(珠又はチョッキ)+ランド
これらは残念なことに竜舞ネクロズマ、襷マンムー等の物理アタッカーにも刺さってしまうポケモンであるため、襷マンムーの枠を試行錯誤した。
その中で希望のあったポケモンがオーロラベールが張れて宿り木に耐性があり、絶対零度で受け崩しが可能で、マンムー同様襷型のイメージから初手ダイジェットの抑制ができる光の粘土ユキノオーだった。しかし、あまりに弱点が多すぎた。結局オーガ入りくらいにしか選出できなかったうえ、ホウオウ入りには弱いままであった。
オーロラベールを張れた時の勝率は良かったため、他の壁張りポケモンを検討した。まずはオーロンゲにしようと思ったが「技選択が難しい」「技スペが足りない」「瓦割りで終わる」といった意見が多く見られ、択に弱い自分にロンゲのような見え見えの壁要員は扱えないと感じた。続いての候補はレジエレキやカプ・コケコ等の速い電気タイプだが、剣舞ランドロスに隙を見せるとあっさり3タテされるパーティであるため却下した。
そこで白羽の矢が当たったのが呪われボディドラパルトである。ドラパは禁伝2体環境では以下の型が主流であるため、まず壁張りが警戒されない。
・襷持って鬼火電磁波祟り目型
・クリアボディの物理アタッカー型
加えて、パーティの他のポケモンがであることから、相手視点では襷がドラパに回っているように見える。これならば自分にも扱えそうだと思い採用に至った。
ドラパ加入後の気付きが「普通のゼルネクロはカイオーガがきついが、壁を張っておけばむしろ有利になること」だったためカイオーガの選出を抑制するガマゲロゲを外し、スカーフ黒バド等のストッパー性能が高い襷メタモンを入れた。メタモン加入によりこのパーティできつい初手ダイジェット+ザシアン+襷のような3体ともパワーのある選出をされにくくなり、勝率が急激に伸びた。以上より6体の並びが完成した。
【個別紹介】
ドラパルト@光の粘土
臆病 呪われボディ H164 D236 S108(184-X-95-120-125-193)
リフレクター/光の壁/まとわりつく/呪い
S:大体の意地っ張りザシアン抜き、準速ネクロズマの竜舞1積みと同速
H-D:控え目珠サンダーのダイジェットを光の壁込みで高乱数2耐え(9.3%で落ちる)かつ呪い2回で瀕死になるHP偶数調整
初手で出して両壁を張る。ゼルネクロ構築に対しては初手でゼルネに隙を見せないようザシアン等対面性能の高いポケモンが来ることが多い。そのため、鬼火や電磁波を嫌って受けポケモンに引かれることが多く、そこにまとわりつく+呪いがかなり刺さった。
また、地味ながら呪われボディの性能についても触れたい。初手に対面したザシアンの行動は鬼火電磁波を嫌って受けに引く or 襷を確実に潰すため巨獣斬を打つだが、後者の時に巨獣斬を縛れるとゼルネで起点にすることが可能となる。それを嫌って裏に引かれた場合でも、引き先のポケモンはまとわりつくでキャッチできるので問題ない。さらに、カイオーガやウーラオス等のこだわり持ちに対して金縛りが発動した場合、「たたかう」コマンドを押した瞬間に悪あがきが出る仕様は覚えておきたい。これを相手が知らずにダイマックスしようとして、ゼルネクロの起点にできた試合が何回かあった。
日食ネクロズマ@ラムの実
意地っ張り プリズムアーマー H4 A252 S252(173-229-147-119-129-129)
A:1舞地震でザシアンをワンパンできる確率を上げるため特化
S:準速、1舞で大体の意地っ張りザシアン抜き
エース①。
原案そのままポケモン。ゼルネよりもマークが甘かったため最も選出した。
パーティ単位できついゼルネに強いメテドラ、ヌオーを崩せるフォトンゲイザー、ザシアンの弱点を突けダイアースでオーガや黒バドと打ち合える地震で技構成は完結している。岩技はメタモンをアッキサンダーで止めにくくなるため採用できなかった。
ゼルネアス@パワフルハーブ
控え目 フェアリーオーラ B68 C252 S188(201-X-124-201-118-143)
C:特化
S:スカーフでないカイオーガ意識の準速90族抜き
B:物理鋼技のダメージを極力軽減するためHPではなく防御振り
エース②兼選出誘導枠。
初めは気合玉を持っていたが、ナット入り以外には身代わりの方が刺さることから身代わりに変更した。呪いとの相性が良好で、メタモンのコピーを防いだりチョッキホウオウのマジカルフレイムを防いだりと便利だった。
C特化はジオコンを積まずに相手を削りに行く際に役立った。また、原案では準速だが珠サンダーは準速、珠ランドは最速、イベルは他ポケモンに対しダイジェットを積んでくるので抜ける相手がおらず、素早さを少し削って物理鋼技のダメージを減らすため防御振りした。
サンダー@アッキの実(たまにゴツゴツメットを使用)
図太い 静電気 H252 B252 D4(197-X-150-145-111-120)
暴風/羽休め/10万ボルト/電磁波(たまに暴風/羽休め/放電/身代わりを使用)
H-B:特化
ドラパを出しにくいパーティに対し、ガオガエンと合わせてサイクルを回せる。
終盤に原案を弄り、ホウオウナットカグヤを崩せそうな身代わりを持たせてみたが、結局上手く決まる場面が無かった。
持ち物も技構成も納得ができないまま悩んでいる枠だが、サンダーがいないとパーティのダイジェット耐性が急落するため抜けないでいる。
ガオガエン@残飯
生意気 威嚇 H252 B4 D252 S個体値0(202-X-111-100-156-58)
バークアウト/捨て台詞/嫉妬の炎/守る
H-D:特化
S:後攻捨て台詞を打つために最遅
ドラパを上からワンパンしようとする黒バドやガラルヒヒダルマを一度受け、捨て台詞でドラパに戻す役割を持つ。
原案からの変更点は鬼火を嫉妬の炎に変更した点。剣舞した珠ミミッキュに刺さったことが一度あっただけなので火炎放射の方が良いと思う(レンタルパは火炎放射に変更済み)。
捨て台詞は特性防音だけでなくクリアボディやメタルプロテクトに対しても無効となり、交換の効果も失う。そのため相手にドラパやメタグロス、ソルガレオがいる場合は注意が必要。
メタモン@襷
生意気 変わり者 H252(155-X-X-X-X-X)
変身
H:特化
ほとんど選出していないが、勝率をかなり引き上げてくれたMVP。
相手の選出を歪める性能が高く、壁ドラパからのゼルネ展開やネクロ展開を通しやすくなった。具体的にはメタモンにコピーされても痛くない受け枠が選出され、そのポケモンがドラパのまとわりつく+呪いの餌食になってくれることである。
【選出】
・基本(対ザシオーガ、バドザシ、イベザシ):初手ドラパ+ネクロ+ガエン or ゼルネ
ドラパで両壁を張り、呪いで退場した後にネクロやゼルネで積む。相手に黒バドやガラルヒヒダルマ等、上からドラパをワンパンできるポケモンがいる場合はガエンを必ず裏に置いておき、受け出しから捨て台詞でドラパに戻して再展開する。ザシアンも陽気ならばドラパを上からワンパンできるが、意地っ張りの方が多いこと、受けに引いてくる確率が高いことからリフレクター即押しで良い。おそらく対ゼルネのためにザシアンのHPを温存したいのだと思われる。
また、ドラパ以外を初手に出すと珠サンダーや珠ランド、スカーフオーガの初手出しで詰んでしまうことに注意する。
・対ムゲンダイナ入り:初手ネクロ+ドラパ+ガエン or サンダー
ムゲンダイナはぱっと見ドラパに弱そうだが、なぜかドラパに突っ張ることが多いためネクロから入ってフォトンゲイザーや竜舞を打つ。ムゲンダイナの取り巻きがホウオウならゼルネかサンダーを、ナットカグヤならガエンかサンダーを選出したい。
【相手の選出】
初手はゼルネに隙を見せない鋼タイプやチョッキ持ち、サンダーやランド等のダイジェッターが優先されるため読みやすい。
禁伝以外で選出されやすいポケモンは以下の通り。
・ナットレイ、テッカグヤ:ゼルネクロ共に宿り木まもみがで壁ターンを稼がれる天敵。ガエンやサンダーで流すかゼルネクロの役割集中で倒すしかないが、勝率はとても低い。
・ランドロス:先に展開されると厄介なポケモンだが、初手ならドラパに威嚇が通るのを見て、鬼火等を警戒して受けやホウオウに引いてくれるので何とかなる。ナットと組んでる場合がきつい。
・メタモン:積んだゼルネクロのタダ乗りを狙ってくる。壁ターンが残っていれば普通に勝て、壁が無くてもコピーネクロは竜舞1回までならダイマサンダーで、コピーゼルネはダイマネクロで止められる。
【まとめ】
ザシアン絡みのベーシックな構築やドラゴン伝説系の構築には高い勝率を出せた一方、ホウオウランドやホウオウナット、カグヤ絡みのサイクルを崩すことが難しくそれらと当たるとほとんど負けていました。サンダーをCS身代わり羽休めに変えたり、メタモンを襷or珠の水ウーラオスにする等の方法も考えましたが、それらは今勝てている構築への勝率を下げることになりそうで実践できませんでした。やっぱりポケモン難しいですね。
自分はXY初期から本格的に対戦を始めましたが、当時に比べると今は全体のレベルがとても高く、メタの回りも早くなったのでついていくのがやっとです。プレイヤーの多くがトップ層の構築や考え方、プレイングに触れ、学びながら遊ぶことが昔より普通になったように感じます。
いよいよ、今年11月には完全新作スカーレット・バイオレットが発売されますね。クイックターンを覚えた激つよエンペルトと戦えるのを楽しみにしています。それでは。
最強のフェアリーホイホイ!?はらカムジャラランガが強すぎるwww
シーズン9撤退した人もまだ舞う人もお疲れ様です。
僕は納得のいく結果が出せないままゼルダBoWに逃げ撤退しますが
その中で1700台から1900まで9戦全勝を誇ったロマンの塊が生まれたので
紹介します。
以下常体
ジャラランガ@カムラのみ(HP1/4以下で素早さ↑)
防塵 陽気 H12 A244 S252
(152-161-145-x-125-150)
H:身代わり腹太鼓でカムラ発動のための4n調整
A:火力が足りないため残りをぶっぱ
S:準速のテテフ、ミミッキュを抜くため最速
<動き方>
・先発は削ったりステロ撒いたりしつつフェアリー以外と対面して切る
・ジャラZ打ちてぇ!!!みたいな雰囲気を醸し出すため素早く死に出し
・高確率でフェアリー後投げされるので身代わり
・腹太鼓でA6↑S1↑の弱いわけがないジャラランガが誕生
といった感じ。
ミミッキュだけは身代わりのあとアイへを打って皮をはがし、
ひるみの有無に関わらず腹太鼓を打ってわざと倒させ裏の起点にする。
僕はポリゴンZ@ノーマルZ(10万/冷ビ/テクスチャー/自己再生)を裏に置いていた。
レヒレが防御に厚く振っていてかつひるませられなかった際のケアにもなる。
<特徴>
・フェアリーへの強力な選出誘導と後出しの強要
・身代わりはらカム戦法の弱点を克服
①先制技 → 高耐久種族値
②ゴツメ、鉄の棘 → A6↑ドレパンでの回復
③ステロ → 格闘タイプでダメージ半減
④天候ダメージ → 特性防塵で無効
⑤技範囲の狭さ → ひるんで 動けない!
<環境への刺さり>
使い始めは想定した動きが決まりまくったが、今シーズン中盤に突然
受けサイクル崩しのジャラランガ@ジャラZ(ノイズ/ドレパン/放射/挑発)が
流行り始め、技範囲的にわざわざフェアリーを後出しする必要が無いと
判断されるようになった。
そのため、フェアリー以外のポケモンとの対面を作っても居座られるように
なり現在は展開をすることすら困難な状況に陥っている。
ロマンは儚いのだ。
ジャラランガはフェアリーの後出し強要こそ怪しくなったものの、選出誘導力は
トップクラスであり、現在流行っている理由はそこにあると思っている。
現環境で相手の1枠が確実にフェアリーであると分かることは
大きな意味を持つだろう。
はらカムこそ刺さらなくなってしまったが、この長所を活かした
もっと良い型が必ずあるはずなので遠くない未来に開発されると思う。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
決まると気持ちいいのでぜひお試しを。
SMシーズン5使用構築「エンぺ始動積みリレー」最高2060最終1915
見に来ていただいてありがとうございます!初投稿です。
今回はシーズン5のシングルでレート2000を達成した構築の紹介です。
ちなみにシーズン6は別のパーティで大爆死しました(最高1907最終1700台)。
以下常体
・構築の経緯
エンペ活躍させたいけどコケコランドバシャボルト等後出しが安定しないポケモンが辛い
(コケコランド:とんボルチェン、バシャ:剣舞、バトン、役割破壊Z、ボルト:悪巧み)
↓
このメンツはこちらからの攻撃は通るので1回居座りたい
↓
サイクルを捨てた凍える風襷エンペ
↓
襷エンペの後に死に出しして一番アドが取れるビビヨン
↓
今まで使ってて刺さってると感じた積みポケデンキZバシャ、メガギャラ
↓
バナバレルガッサとギミックに強いメガゲン
↓
1900辺りからよく見たミミガルガッサ軸対面構築やミミロップを誘って狩れる
†防塵ゴーグル精神力ダゲキ†
・個別紹介
エンペルト@襷
激流 せっかち CS252 D4
波乗り/凍える風/ステルスロック/欠伸
初手に出して場作りをするポケモン。
ランドロトムガッサを抜ける可能性が高く、挑発レヒレ相手でもステロが撒ける最速。
バシャコケコマンムーには波乗りから入って致命傷を与え、それ以外には早い相手なら凍風→ステロ、遅い相手にはステロ→欠伸。
コケコが落ちないことがあるが、その場合はアクジェ読みで引いてくれることが多かったのでステロを撒いていた。
本来は岩封やアクジェを使う予定だったため性格せっかちだが、欠伸解除のとんぼを耐える回数が増える臆病の方が良いと思う。
ビビヨン@食べ残し
複眼 臆病 H60 B92 C4 D100 S252
暴風/眠り粉/蝶の舞/身代わり
本構築のエース。
H4n-1調整でBDはDL対策、ミミッキュの剣舞影打ちを2回とも最高乱数を引かなければ残飯回復2回込みで2耐えできる。
PP枯らし対策に全ての技にポイマを使用(ここ重要)。
以下の理由から環境に非常に刺さっている。
①ミミッキュのほとんどが準速以下である点
②ガルアロー化身ボルト、不意のラム持ちが減少した点
③先に舞ってしまえばメガ筆頭のバシャリザマンダに強い点
コケコレヒレナットや高火力先制技持ちのいないパーティにはガンガン出していく。
基本的には眠り粉→身代わりで良いが裏に吠える持ちやガルーラがいそうな場合は最速起きを運負けと割り切って身代わりよりも蝶舞を優先。
バシャーモ@デンキZ
加速 意地 AS252 D4
フレアドライブ/雷パンチ/剣の舞/守る
第2のエース。
ビビヨンが呼ぶコケコ、レヒレ入りのサイクルパに刺さる。
飛び膝がないことでガブバシャロトムに弱いが、これらは初手に出してくることが多いためエンぺで削っておけるのであまり困らなかった。
ドヒド入りの受けルにはこいつのおかげで負けたことがなかったが、堂々とドヒドの前に出すと怪しいのでゲンガーから出していた。
威嚇→型破り 陽気 H36 A252 B20 D4 S196
滝登り/噛み砕く/竜の舞/身代わり→1900超えてからは氷の牙に変更
第3のエース。
H16n-1調整、Sは1舞で最速135族抜き。
バシャやビビヨンで狩り損ねたガルミミロップミミッキュマンダランドグロスルカリオ辺りを起点にする。
最速のメリットを感じられずこのような調整に変更したが困る場面は無かった。
身代わりは欠伸とのシナジーとランドの岩封対策で入れたが、1900超えてから欠伸を打たせてもらえないことが多くランドよりマンダが出されるようになったため氷の牙に変更。
ゲンガー@ゲンガナイト
呪われボディ→影踏み 臆病 CS252 B4
ヘドロ爆弾/シャドーボール/凍える風/挑発
ギャラが動きにくいバナバレルガッサ入り、受けル、ギミック系に選出。
こいつでもビビヨンの起点を作れるように凍風を採用したが、思った以上にマンダランドが凍風を切った動きをしていたため普通にアタッカーとしても優秀な技だった。
バシャ対面はヘド爆安定。
ダゲキ@防塵ゴーグル
精神力 意地 H68 A208 B172 S60
インファイト/冷凍パンチ/岩石封じ/挑発
2000達成の功労者である脅威の地雷ポケモン。
H:16n-1
HB:特化メガガルの捨て身最高乱数切り耐え、特化ミミッキュのじゃれつく高乱数耐え(87.5%)
HD:無振りレヒレのムンフォ耐え
S:岩封1回で最速ガブ抜き
ミミガルガッサ、ミミロップ入りに対してエンペの代わりに初手に出す。
猫だましを持つポケモンは頑丈を警戒して100%猫だましから入るため、HPをほとんど削られることなくインファイトで返り討ちにできる。
ミミッキュに対してもじゃれつくを耐えて岩封を打つことで上を取ることができ、挑発で剣舞のガン積みやトリル呪いも防ぐことができる。ここでもZ技の使用をためらわせる"見えない頑丈"が活きていて、実際にはじゃれつくではなくシャドクロや影打ち等の命中安定技を打たれることが多かった。
・選出
<初手>基本はエンペ
<残り>コケコレヒレナットがいない場合はビビヨン+何か
コケコレヒレナットがいる場合はバシャ+ギャラorゲンガー
受けルはバシャ+ゲンガー(ビビヨンでも勝てるが時間がかかる)
・きつい相手
メガミミロップ、襷ガッサ、スカーフガブ、ギャラに刺さるサブウェポン持ちのバシャ、ビビヨンが出せないときのABミミッキュ、ポリ2、トリル系統
ここまで読んでくださった方々、対戦してくださった方々、Twitterで絡んでくださった方々本当にありがとうございました!
PGLメンテナンスが終わり次第こちらのパーティもQRで公開します。
(2017/11/24追記 QRをウルトラサンムーンにて公開しました。)
ウルトラサンムーンでは毎シーズン安定して結果を残せるよう頑張ります。
Twitterはこちら→@noemp_nolife